Q　ベストシーズンは？

A　7月25日から8月10日ころです。梅雨明けから10日間は安定することが多いと昔から言われていて、気温も高く日没も遅いので、ベストシーズンと言えます。それより前は梅雨明けしてない可能性が高く、8月20日を過ぎると山頂付近では氷や氷柱ができ始めます。9月10までは夏山シーズンですが、8月中に小屋じまいする小屋も少なくありません。日の出は遅くなり日の入りは早くなり一足早く秋になります。


Q　富士山は寒いですか？

時間帯によって変化しますが、麓は夏、五合目は秋、山頂は冬っていう感じです。ガスがかかると寒くなるし、太陽がでると山頂でも暑い時があります。沖縄からのお客様は早朝寒くてやる気喪失してしまい、布団から出られず泊まった山小屋で半日待ってた方がいます。ただ、一番寒い夜間はまったく行動しないので、それほどでもないとも言えるのですが。

Q　５歳の子どもを連れて行きたいのですが、参加できますか？

ツアーの受け入れ最少年齢は7歳からにしています。小学校も2年生くらいになると、集団活動が問題なくできるという考えからです。お客様は北海道から沖縄はもちろん海外からの場合もあるので、夢を叶えるために準備して来られたツアーを成功させたいのです。そこでおススメしているのが、貸切での登山です。割高にはなりますが、グループに1名専任のガイドがお供します。いろんな我儘にも対応できるので、小さいお子様がいても安心です。

Q　登山したことがありません。それでも登れますか？

特別な経験や技術は必要ありません。普通の体力があれば登頂できます。むしろ成否を決めるのは、装備や衣類といったことの方が重要です。

Q　登山の装備を持ってません

A　どうしても経験のない方ほど、貧弱な富士登山に適さない用意で来られる方が多いです。3千メートルを超える環境は、人間だけでなく植物や動物さえも生息できない過酷な環境です。比較的に安定している夏でさえ、雨や強風、極寒になることもあります。最近はレンタル装備が充実しているので、買うよりも借りることもお考えください。何度も使う予定のないものは買う必要はないです。ただ、山用の衣類や雨具は、普段に着てもおしゃれなものが多く機能的に優れていて、災害時などにとても有効ですから、買っても無駄にならないと思います。

Qトレーニングは必要ですか？

もちろん必要です。一日重い荷物を持って標高差1,200ｍ歩いたことは、なかなかないと思います。まして空気の薄い環境の中では、一歩がダッシュに感じるなどという方もいます。山にトレーニング行くのが理想ですが、まずは歩くことを増やしましょう。階段はエスカレーターを使わずに歩いて上るとかを休みの日と言わず、毎日続けてください。これだけも効果があります。